日本人のマッチョがアメリカ人のようなマッチョになれない理由とは?

筋トレをある程度やっていると「もっともっと体をでかくしたい!」と思う気持ちが芽生えてくることも。

と同時に、このような疑問が生まれたことはないでしょうか?

げんご
げんご

「なんか外国人の体って日本人と違ってでかくない?」

単純な骨格による差ではなく、同じ身長の外国人と日本人を見比べてみてもやはり外国人のほうが大きく見えますよね。

ということで今回はこの謎に迫ります。


遺伝子の違い

いきなり遺伝子の違い…だと…

残念ながらこればっかりはしょうがないです。筋肉には速筋と遅筋という2種類の筋肉があります。

速筋:短時間で爆発的な力を発揮する(例:100m走、パワーリフティングなど)

遅筋:長時間にわたって力を発揮する(例:マラソン、登山など)

マラソンをしている人は引き締まった細い筋肉を身に纏っており、ムキムキな人はいないですよね。

逆に100m走者やパワーリフターはみんなムキムキで、細い人は見かけません。

そんな速筋と遅筋ですが、実は人種によってそれらの割合が違うんです。

速筋遅筋
黒人70%30%
白人50%50%
アジア人30%70%

これらの割合が何に影響するの?

そうです、筋肥大です。

黒人、白人、アジア人が全く同じトレーニングをすると、一番筋肥大する(しやすい)のは黒人なんです。

当然アジア人も筋肥大はしますが、黒人や白人に比べると筋肥大のスピードは緩やかです。


胃や腸のつくりの違い

「遺伝子だけでもかなりメンタルを削られたっていうのに、まだあるのか…」

はい、あるんです。

日本人と欧米人では胃や腸のつくりも違っています。

かつての日本人、欧米人がどのような生活をしていたのかを考えると想像しやすいでしょう。

日本人:米や穀物、野菜といった植物食を主として食べてきたため、炭水化物中心の食事だった。そのため、炭水化物の消化が優れている。

欧米人:狩猟民族であり、動物を捕まえ、それを主として食べてきたため、タンパク質および脂質中心の食事だった。そのため、タンパク質、脂質の消化が優れている。

皆様ご存じの通り、筋肉生成に必要なのは「タンパク質」です。そしてそのタンパク質の消化・吸収に優れているのは欧米人なんです。

「日本人でもタンパク質たくさん摂ればいいじゃん」という声が聞こえてきそうですね。

確かに大食いができる人なら、多くのタンパク質を「摂取」することは可能です。

しかし、「摂取量」=「吸収量」ではないですよね。

つまり摂取したもの全てが吸収されることとはまた別の話です。

よって、タンパク質の消化・吸収が得意ではない日本人がタンパク質を大量に摂取したとしても、全ては吸収できず、消化しきれなかったものは体の不快症状として現れます。

筆者は以前こんな考えを持っていました。

「タンパク質大量に摂ったほうが筋肉でかくなるんじゃないか?」

その当時はタンパク質量を体重×3倍摂っていました。

その結果、常にお腹がゴロゴロし、おならの匂いがキツくなるなど、不快症状が出ました。

そして筋肉の付きも早くなったというわけではなく、結局体重×2倍に戻しました。

生まれ持った消化能力を変えることはなかなか難しいですが、エビオスや強力わかもとといった胃腸薬を飲むことで食べたものをしっかりと消化するのを助けてくれますのでおススメです。


まとめ

以上が日本人がアメリカ人のようにはでかくなれない理由です。

とはいえ、これを聞いて「筋トレ辞めよう」と考える人はいないのではないでしょうか?

日本人には日本人なりのやり方がありますので、日本人に合ったやり方を突き詰めていきましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です